【2025年版最新】HSBC香港口座セキュリティデバイスの電池切れが発覚した時の対処法
- 2025.01.05
- 2024.05.22
円安なのでHSBC香港の口座の資金を出金しようとしたら、「セキュリティデバイス」が全く反応しないという状態があります。
この原因は「電池切れ」。
太陽電池が埋め込まれているわけではないので、電池がなくなれば動かなくなります。
じゃあ「電池交換しよう」と考える方もいるかもしれませんが、リモコンの電池のようにすぐに交換できるものではありません。
ここでは、この「セキュリティデバイス」の電池が切れた時の自分でできる対処法をお伝えします。
セキュリティデバイスとは
このセキュリティーデバイスというのは、なにもHSBC香港に限ったことではなく他行でも使用されている「ワンタイムパスワードを発行する機械」です。
近年はガジェット型だけでなくカード型のものも発行されている銀行があります。
ワンタイムパスワードが必要な場面
- ネットバンキングへログインしたい時
- ネットバンキングから送金したい時
- 携帯番号、住所、Eメールアドレスなどの個人情報の変更をする時
- ATMの引き出し限度額の変更したい時
など
高度なセキュリティを求められるシーンで利用します。
(※ワンタイムパスワードとは、1回だけ使える使い捨て型のパスワードです。パスワードの文字列は、60秒や30秒ごとの一定間隔で更新されます。1度認証されたパスワードは使えなくなるため、もしパスワード情報が盗まれても悪用できない仕組みです。)
HSBC香港の「セキュリティーデバイス」は、2014年~2020年の間にインターネットバンキングを登録した人向けに配布された機械で、開設した人は機械が登録されている住所に送られてきます。
※2020年4月以降は「セキュリティーデバイス」の製造・配布が中止され、スマホで表示できる「モバイルセキュリティー」に変更されています。
セキュリティーデバイスは中に電池が埋め込まれています。
もちろんHSBC香港のは、ただのアルカリ電池なので、太陽電池と違って半永久的に使えるものではありません。
つまり、いつか必ず切れるのです。
電池切れを確認する方法
電池が切れているかを確かめるにはセキュリティーデバイスの右下にある緑のボタンを長押しすることで確認できます。
こんなふうに↓
これをして、画面に何も文字が出てこなければ「電池切れ」確定です。
交換が必要となります。
自力での電池交換は可能なのか?
強固な粘着テープではられたシールを剥がすと、右下にボタン電池の姿が見えます。
ただ電池の上に金属のカバーがかかっており、交換を前提に作られているようにはみえません。
横からみても縦にみても隙間もないため、これ以上の解体はできません。
例え電池交換でき、ワンタイムパスワードが表示されたとしても、それが有効なパスワードなのかは疑問です。何度も間違えるとロックされるリスクがあります。
注意
電池交換した後の検証はしておりません。行う場合は自己責任でお願いします
これによって送金等をミスしてしまうと元も子もない状態になるので、自力での電池交換は諦めましょう。
セキュリティーデバイスの電池が切れた時の対処法
前述したとおり、自力での電池交換はできないので、残された方法は
セキュリティデバイスの電池が切れた時の対処法はこれしかない
HSBC香港へ電話する
なので、英語を練習するか、英語ができる人を探すしかないです。
もし英語ができるという場合は、こちらが直通の番号となります。勇気をもって掛けてみましょう。
HSBC香港カスタマーサポートデスク(直通) 電話番号 +852-2233-3000 対応時間:24時間(年中無休) 通話料金:57円/30秒毎(国際電話) |
言語は広東語、英語、中国語のみです。日本語は通じません。
電話をすると決意した方は、早速上記に電話をしてみましょう。
カスタマーデスクのお姉さんが出ます。
要件を伝えるとまずは、本人確認の質問をされますので、お答えください。
本人確認には
HSBC香港に電話する前に確認すべき2点
- HSBC香港からショートメールが受信できているか(登録の携帯電話)
- Phone banking serviceの登録が完了しているか
この2つが出来ているということが必須なので、事前に確認しておきましょう。
もし、ショートメールが受信できないという場合は門前払いされます。
また「Phone banking service」の登録が出来ていない方は、登録を先にする必要があります。
「Phone banking service」を登録しようとして弾かれてしまった人は、もしかするとATMカードがロックされているのかもしれません。
ATMカードが使えるかコンビニのATMで試してみると良いです。
HSBCへ電話へする時の注意が他にもあります。
HSBC香港のオペレーターの癖
英語がタガログ語訛りで非常に聞き取りにくい
近年HSBC香港のカスタマーサポートは、フィリピン在住のフィリピン人に委託しています。
香港に掛けたにも関わらず、転送でフィリピンへ行くのです。
なので、電話は現地の母国語であるタガログ語なまりの英語。
多少英語が話せる人でも、ここがまず苦戦します。
そして、難易度が高いとされる理由の2つ目として、
本人でなければ承認されない「本人確認」。
カスタマーサポートに電話をかけると、まずは、本人確認をされます。
確認方法は、
「今からショートメールで数字を送るから、その数字を教えてください」
このような質問をされるので、この質問に対しては100秒以内に答えなければいけません。
このやり取りの実際の映像があります。イメージトレーニングしてから臨みましょう。
この難関をクリアするには、通訳を雇ったり、連携ができない第三者に代行するのは前もって打合せが必要です。
ただの「電池切れ」なのに、英語ができない人からしたら大問題だったということです。
スムーズにできてこの日数ですから、電話での受付を断られたり、ATMカードが使えないとなると、全て解決するのに半年かかる人もザラにいます。
タイムロスを防ぐため、戦略的にミス無くやらないといけない作業ということです。
もし急いでいる場合、英語が出来ないという場合は、HSBC香港日本人専門サポートデスクがありますので依頼すると迅速に助けてくれます。
「電池切れ」と「口座凍結」が同時に発覚した場合
セキュリティーデバイスの電池切れが発覚する人の多くは、「長いこと口座を使用していない」といったケースが多く、電池交換だけと思っていたら、口座も「凍結」されており2つの問題を同時に解決しないといけない場合があります。
口座凍結が確定している条件とは?
過去24ヶ月間(2年間)、入出金・口座振替がない口座(資金移動が無い)
口座が凍結しそうな人へHSBCは凍結執行する2カ月前に、必ず電話番号宛にショートメッセージ、そして自宅には書面で手紙を送付します。
これらが届いていないなら、口座凍結されている可能性は低いのでセキュリティーデバイスの電池切れという問題だけになります。
もし届いているにも関わらず放置していた場合は、口座凍結解除もしなければ資金を動かすことができません。
近年、セキュリティーデバイスの電池切れが発覚した時、同時に口座凍結が同時に発生している場合が多く、ご自身での対応が難しいといったケースも増えています。
もし、お手上げの場合は、海外口座レスキューが電話1本で丸投げ解決してくれます。